建築工匠髙木秀 一級建築士事務所タカギデザイン余白.jpg余白.jpg余白.jpg余白.jpg余白.jpg余白.jpg余白.jpg余白.jpgホームホームトピックストピックスコンセプトコンセプト実績紹介実績紹介会社概要会社概要

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家づくりの考え方

髙木秀

例えば、店作りの場合は商品という基本コンセプトがあることが大前提ですので、対象となるお客様の立場になって店作りを進めます。従って、家作りほど難しいことはありません。逆に基本コンセプトがしっかりしていないということは、店作りはもとより商売の成否に関わることになるでしょう。しかし、家作りの場合は基本コンセプトが漠然としているお客様が多いというのが私の印象です。我々が行う設計という作業のうち、大半を占めるのが「基本方針をはっきりさせること」といっても過言ではありません。そしてそれを見直し、具現化していくことが家作りの第一歩といえます。

基本方針について
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  • まずは自分のこれまでの生活スタイルや家でしたいことを具体的にイメージしてみましょう。
  • 「家に帰って一番幸せな場面はなんだろうか…?」。このように自問自答を繰り返しながら、出来るだけ細かくシミュレーションしてみてください。もちろん、予算や敷地環境の問題もあるので、すべての希望が叶うことはそうありません。しかしこれだけは実現したいと思う第一希望、暮らしの基本を見つけ出すことがなによりも大切です。つまり、あれもこれも同じように実現できるバランスの取れた予算配分は、まだまだ基本方針が固まっていない“証拠”ともいえるのです。

家づくりについて考えるポイント


1シミュレーションする際、人間に近いもの、例えば家具と照明といったインテリアに着目してみましょう。
いきなり大きな家をイメージするのは難しいですが、身近なインテリアならイメージが沸きやすいのではないでしょうか。
また意匠の観点からも家は人間の目線(目の高さ)で設計するべきだと考えます。
極論をいうと家(箱)より先に家具等(中身)が先に決まっていてもおかしくはないのです。

2人間中心、わがままになって考えてみてください。
つまりこのように暮らしたいからこういう家、道具がほしいという発想です。逆にどのようにでも使える家というのは、 自分が家に合わさなければならないことになります。もっとも従来の日本の暮らし方は住む人間が家に合わせるタイプですから、こういう家作りもひとつの形だと思います。重要なことはこれをはっきり認識しているかということです。
例えるならば「ナイフ、フォーク」と「箸」の違いでしょうか。洋食は料理に合わせて道具を選びますが、和食はとりあえず箸でも問題はありません。

構造耐久性について
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  • 専門家でないお客様にとって構造や耐久性は難しい問題です。しかし個人の住宅程度の規模であれば、素人目にも強度が弱そうな建物は確かに不利といえます。
  • ただし、近年の技術革新によって、ある程度は無理が利くのも事実。手間はかかりますが、しっかりとした構造計算のもとで設計することが大切です。さらに木造、鉄骨造、RC造などの工法選択もその結果によって判断されるべきで、その場合は先にどのような家を建てるのかが重要になってきます。ただし、構造に有利であることを基本コンセプトに掲げる場合は、工法自体が第一条件となるでしょう。

意匠デザインについて
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  • これは前に述べた構造、耐久性と相反する側面を持ちます。つまり格好の良いデザインばかりを追求すると構造的に不利になったり、またメンテナンスに手間が掛かるといった問題が生じる場合があるのです。設計~建築段階ではあまり実感しにくい部分であるのも確かですが、お客様の満足度という点に大きく影響する部分でもあります。

断熱、気密、防音について
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  • 近年の技術革新により、かなりの効果が期待できるようになりました。手法、効果、問題点については一晩中論議しても足りないぐらいです。簡単に言えば、昔からの日本的な住まい方で自然と融合して暮らすという方にとっては無意味なことですし、自然と闘うぐらいの西洋的な感覚で住まわれる方にはある程度の副作用があるということです。
  • しかし、現在は後者の生活スタイルが主流なので、自分の住まい方にあった断熱工法を選択することが最大のポイントとなります。しかし、中途半端な工法は無駄金を使うことになり兼ねないので注意が必要です。

リフォームについて
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  • 新築ばかりが家作りというわけではありません。家作りには暮らしながら進めて行く部分も多くあります。新築かリフォームかという選択ではなく、リフォームのもっとも大掛かりなものが建替え(新築)だと考えてください。ここでの注意点は金銭面のみで決断した安易なリフォームは避けるべきということです。簡単なリフォームは見える部分のみの工事であることが多いですが、それは本来ならば工程の一番最後に発生する工事。例えば、壁天井の壁紙を張り替えるならば照明計画や電気設備の見直しをするチャンスですし、床を張り替えるならば床下の換気や断熱工事をすることも可能です。そういうことを検討しない改装工事は応急処置に過ぎず、無駄に終わることも多いのが実状でしょう。つまり、リフォームの基本的な考え方は新築となんら変わりはないのです。

最後に
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  • 家作りの成否はお客様のライフスタイル、もしくは基本方針を出来るだけ明確にすることにかかっています。そしてこれは予算にも大きく反映します。要は、「基本方針に入らない箇所には無駄なお金を使うべきではない」ということです。私にとって予算とはどれだけお金を使えるのかではなく、お客様の家に対する価値観としてとらえています。次に大事なことはその価値観(予算)と実行予算(見積)を一致させること。お客様と共に、贅肉のない洗練された計画を練っていくことが理想の家作りに繋がると信じています。





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